2009年01月08日

ハイ、はい、灰?


薪ストーブで火を燃やすと必ず残る灰
その灰についてのお話です。

まず灰をどの程度抜くか。
薪ストーブのベテランユーザーの多くは
「灰を極力抜きません」
その理由として、灰の中では熾火が長持ちするので結果的に長時間暖を得られる、そして再点火の際にその火種が使えるという理由です。
もちろん人それぞれですから、全部抜いてしまってもそれは別に悪いことでもありません。

私の場合、ロストル(隙間の開いた底板)から灰皿に落とした分だけの灰を抜いています。
マディソンの構造からも、この方法である程度の量の灰を炉内にキープしています。

ストーブの火が割と無い時、ドアを開けて灰皿を引き出して灰を取ります。
取った灰はブリキのバケツに入れて最低でも12時間、できれば24時間以上はキープしてから捨てます。
これは灰の中に火種が残っている事があり、不用意にそれを捨てることで火災を起こさない為です。ですからプラスチックの容器やゴミ袋に直接灰を取るなんてことは言語道断です。
初心者の方で、灰を可燃性の容器に入れて後で大慌てした経験のある方は少なくないはず。

我が家は幸いにも十分な広さの敷地がありますので、灰は適当な場所に捨てています。
住宅地など灰を外に撒けないような方は、近くの畑の所有者に了解を貰った上で捨てさせてもらうか、自治体のゴミ出し基準に沿って捨ててください。自治体によって灰は可燃ゴミとしたり、不燃ゴミになったりするそうです。
また陶芸されている方や、農家の方の一部には灰を貰ってくれる方も居ます。上薬やアク抜きに使うんですね。でも量は知れてます。


灰を抜いたら灰皿を元に戻し、火掻棒でロストル付近の灰を灰皿に落とします。
ロストルの溝は空気流入口としても機能するのでここは空けて置いた方がマディソンにとってはベターなんです。この辺りはお使いのストーブによって異なります。
特に左のサイドドア付近の灰はあらかた落としてしまいます。
ここに溜め込んでおくと、サイドドアを開けたらドッサリ灰が落ちてきた、という事態になるのです。

炉内の灰を直接バケツには移さない、たまにはやります。が、火種の残っている灰をいじると、ボワッと舞い上がってしまい部屋のなかに灰の粒子をバラ播いてしまいがちです。
ですから炉内の灰を取る時には、火種のありそうな場所は避け、端部などの完全に鎮火している部分の灰を掬い取るようにしています。
灰の上に手をかざして暖を感じるようであれば、灰のなかに火種がある証拠ですね。

  

Posted by ペーター? at 21:50Comments(0)TrackBack(0)メンテナンス

2009年01月08日

しっかりしてくれよぉ

以前ストーブを付けさせて頂いたお客さん
昨年末にストーブトップにクラックが入ったとの事で、トップの部品取り寄せの見積を頂いた。
そのストーブはウチが入れたものでは無いのですが(2棟建ててうち1つにウチから入れた)、今回トラブったストーブはメーカーは同じで正規取扱業者から購入したものだった。
買った先に頼んでもよかったのでしょうけど、ネットで買ったらしく業者は遠方、そこで何かと請いにさせていただいてたウチに話が来た訳です。
早速輸入代理店にFAX入れてたのですが年内はナシのつぶて、まぁ時期的にも仕方ないでしょう。
年明け一番で連絡来るかと思いきや、ナシのつぶて・・・
こちらから催促してやっとこさ見積送ってきました。
しかもパーツも特定のものしか国内ストックしておらず、見積を取ったものは向うから取り寄せるので納期3ヶ月だとか・・・
オイ、そんな返事ならFAX受け取ってソッコー返せたんじゃないのか?

実は昨年も、とあるアクセサリーを注文したら品切れ
バックオーダーにしていたのですがナカナカ届きません。同時に注文したものは当然さっさと届いています。
輸入代理店のwebページでも入荷したような雰囲気で、そろそろ届くと待っていても一向に届かず。
しびれを切らして電話したら・・・・
「今日発送することになってました」
と言ってそれから直に届いた。
アンタらバックオーダー忘れとったやろ?
見え見えでした。

ウチは、そことは取引が多いとは言えない一販売店ですが、だからと言ってぞんざいな対応でいいのかな?
もうちょっとレスポンス良くやってほしいものです。
こっちはユーザーと一緒に待ってるんだからさぁ。



  

Posted by ペーター? at 01:08Comments(0)TrackBack(0)メンテナンス

2009年01月06日

いわんこっちゃない

電話がかかって来ました。
電話の相手は、昨年ストーブ設置をご検討されていた方。
せっかちなのかどうだか、こちらが多忙でバタバタしていた時期にお呼びがかかり、一段落させて連絡すると「ああ、もう知り合いに頼んだからいいよ」とアッサリ振られてしまった方です。
イキナリ「ストーブの煙突から煙があーたらこーたら、で付け替えるかもしれんからとにかく見に来て欲しい、アンタ近いんやからすぐ来れるやろ?」みたいな事を言われます。
そちらから断っておいて余所の業者か誰かに付けさせたストーブ、それの調子がよくないから見に来いって様子ですからそりゃあ随分ですね。
「あれ、ストーブはもうお付けになられてるんですよねぇ?調子が悪いとこちらに言われてもですねぇ・・」
ゴチャゴチャ言われて結局見に行く事に、まぁある意味近所(っても8km下)ですから。

到着してリビングに案内されたら霧の中・・・というのは大袈裟ですが、煙が部屋の中に漏れ出しています。
ストーブは・・・いやぁストーブと呼ぶべきかどうか、最近この辺りで出回っている鉄のハコストーブ
どこかの鉄工所に作らせた、扉と脚のついた鉄箱に煙突を繋いだだけのシロモノです。
そりゃ昭和のストーブはそんな感じでしたけどね。
ストーブの扉を開けると煙が出る、そして蓋の隙間や煙突の継ぎ目からも煙が・・・

煙突はステンの汎用106φオールシングル煙突、ストーブ後から3曲がりの壁抜き、横へ2m近く引かせています。
で外は二階家の一階軒庇の上に煙突トップがありました。
まぁ素人施工とイッパツで分ります、しかも煙突設計もへったくれもない、ただ付けただけ状態。
こんなんでマトモに排気できるのなら、我々ストーブ屋は苦労しません。

先日、トータルコスト8万円のストーブをご紹介しましたが、あちらの煙突も3曲壁抜きですが高さは6m程度あります、横引きは1.6m位です。

つまり未熟な煙突設計で煙突が機能していない訳です、ストーブで発生する排煙と煙突の排煙能力のバランスも怪しいものです。これがマイナスだと発生する煙を煙突は処理しきれませんからね。

つけて燃やし始めたのはいいけれど、
部屋に煙が充満して目はしみるしこりゃたまらん
という訳でこちらへ連絡して来たみたいです。
まぁそんな事だろうとは思っていましたが。

炎が見えるストーブの方がいいとか、どうやらこの原因はチープなストーブ本体にあると思っているらしく本体を交換するような話が出ています。
煙の排煙が上手く行ってないのは煙突に問題があるからで、本体を変えても解決しない。
幾ら払ったかは知らないけど、今持っているものを活用したいのなら煙突を改善すべき。
と話をして一応ホンマさんのカタログだけ渡して帰ってきました。
プロ呼んでアドバイスさせる・・・請求書書いちゃろか?と思いますが地元もいいとこなので奉仕にしておきます。
でも元商売人のする事とも思えませんが・・・
自分の下した結果が裏目に出ていることを余り認めたくないようです。
一応改善策は指南してきましたので、後は設置させた業者か個人か知りませんが、そちらでやっとくれる事でしょう。伸ばした煙突の台風対策をどう取るつもりかも知りませんけど・・・

薪ストーブとてピンキリです、ブリキの数千円から鋳物の安価なもの、高額なものまで多彩にあります。
何を選んでどうお使いになるのかはオーナーさんの自由なので、こちらからとやかく言うつもりもありません。しかしどんなストーブを選んで使うにしても、直火を扱い安全装置など付いてない薪ストーブを安全に使う為にはノウハウが必要です。
私達プロのストーブ業者は、火災のリスクを減らし、メンテナンスの手間も軽減かつ安易にメンテナンスできる薪ストーブをプランニングして設置させて頂いております。
その辺りはよくご承知頂きたいものです。

そう言えば他にも阿蘇のログハウスにどこぞで買い求めたストーブの煙突だけって話がありましたね、煙突のプランニングのサンプル図面を渡したら「こちらで友人が付けてくれるというのでもういいです」みたいな事でフラれましたが「ストーブ燃やして家も燃やす」という結果にならなければ良いのですが・・・

薪ストーブを原因とする火災のほとんどは、ストーブ本体より「未熟な煙突施工」による煙突を出火元とするものが大半です。







  

Posted by ペーター? at 20:05Comments(3)TrackBack(0)ご検討中の方へ

2008年12月28日

ハースラグ ハニー


ハースラグのハニーです。
センターがベージュで縁が黒ですね、こちらもまた落ち着いた感じです。
白系インテリアの家に合いそうです。

  

Posted by ペーター? at 00:10Comments(0)TrackBack(0)アクセサリー

2008年12月27日

ハースラグ入荷しました


ハースラグとは薪ストーブの前に敷いておく敷物です。
でもただの敷物ではありません、不燃ラグなのです。
インテリアなのですが実用品でもあります。


我が家で使っているハースラグです、こちらは既に廃盤となってしまったレッドです。
ところどころ穴が開いていると思います。
これは薪の補充などの際にドアを開けたときにこぼれ落ちた炭火でコゲた跡です。
こぼれ落ちなくとも、木は燃えている時にパチッとはぜる事があり小さな炭火が飛散して落ちてしまう事があります。
木の床に落ちると当然コゲてしまいますし、大き目の炭火が落ちれば床がどんどん炭化してしまい着火してしまう可能性だってあります。
それを防ぐ為にこのハースラグを使います。


ハイプレーン4種です。
上からカラーは
ハニー
オレガノ
ルージュ
スモーキーブラック

サイズ 1270×790mm
材質 オレフィン100%
価格 ¥15,015
アメリカ製

オレガノは既にお客様の元へ
現在はハニーが弊社在庫にてございます。  

Posted by ペーター? at 01:54Comments(0)TrackBack(0)アクセサリー

2008年12月22日

10万円以下で薪ストーブライフを


ホンマの鋼板製ストーブAS-60を設置してきました。
ステンレス製の時計型ストーブです、定価も10500円とお求めやすいストーブです。


炉台は900x1200の大きさ、合板と珪カル板を敷いた上に20ミリ厚の300角テラコッタタイルを「並べただけ」です。
ストーブから下へ、熱は余り下へは伝導しないのでこの程度が最低ですがやっておけば大丈夫です。
欲を言えばストーブの脚に何か敷きものをしてもう少し上げてやると空気層が広がって良いかもしれません。


AS-60の煙突は標準で106φです。これだとメンテナンスサイクルが短いのと汎用性の乏しさ、ストーブの耐久年数(時計型はそんなに長持ちしない)からも煙突は120φを用いています。
120φだと鋳物のストーブに置き換わっても選択枝が広がりますからね。
しかも106φの煙突と120φではそんなにお値段も変わりません。
黒いパーツが106φ-120φのアダプターです。


この家は木造モルタル造り、外壁には2センチ程度のモルタルが塗られています。
室内側を42センチ角で開口して補強、めがね石を仕込んで室外へ穴を開けます。
シングル煙突なのでメガネ石の径を大き目にして断熱層を十分に作れるようにしました。
薪ストーブでの火災の原因の多くはこの部分の断熱が不十分なことで起きています、物理的に熱が伝わりにくいように施工する必要があります。


いくらスペースを空けても、室外から室内が余りにも見えたのでは外気の冷気もスースー入ってきてしまいます。(薪ストーブの煙突貫通部からの外気進入はある程度致し方ないのですが・・・)
そこでメガネ石貫通部の隙間にグラスウールを詰め込みました。


煙突が外へ出ても、そこにはポリカ屋根の下屋が・・・・
ポリカも切って煙突を上へ伸ばしてやる必要があります。
助っ人さん大活躍です。


煙突の全容です。
壁貫通部から5本、約4m立ち上げています。
二階に引き違いのドアが付けてあるのですが・・・外へ出ると当然落ちてしまう・・・
ここから煙突の繋ぎこみも出来て重宝しました。
煙突は抜け止めで各ビス留しています。
こんだけ長いとかなり引きます、そしてススも溜まりやすいですね。


えー、通常はこのタイプのストーブの設置工事等は致しません。
火を扱うことのビギナーさんには少々危険なストーブでもあるからです。
こちらはつい最近まで「風呂焚き」をしていたご一家です、煙突掃除とか火の扱いには十分に慣れているというかベテランさんですし、高所作業を伴うためにこちらで取り付けを行ないました。
煙突やストーブの表面は触ると火傷するほどの温度になります。
すぐに発火はしませんが、低温火災を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

このストーブと煙突(106-120拡大で総高さ5m以上)は施工費込みで10万円掛かっていません。
薪ストーブは高価なもの
一部の金持ちのもので貧乏人とは無縁のもの

そんな事はありません、誰でも手が届く暖房器具です
それをお伝えしたくてこの記事を上げておきます。

そりゃ火災のリスクを低くするには屋外部はオール断熱二重煙突を採用頂く事を強くお勧めすることには変りないです。
でもストーブ本体が1万円なのに煙突が何十万円(断熱二重管は2.8万円/m)じゃ余りにもオカシイですからね。  

Posted by ペーター? at 00:43Comments(0)TrackBack(0)薪ストーブ ホンマ

2008年12月20日

HTC-04完売しました

弊社在庫分のHTC-04は予約分をもって完売いたしました。
ありがとうございました。
  

Posted by ペーター? at 22:41Comments(0)TrackBack(0)薪ストーブ ホンマ

2008年12月18日

ドブレ640CBを燃やす


ストーブの設置は土間、床はコンクリートなので直置です。
壁部分はオーナーさんセルフで遮熱板を施工、壁との間にスペースを空けて鉄板を取り付けています。

煙突は曲りが多いのでトップ出しです。
背面出しにはメクラのカラーを装着。

煙突はホンマ製のスーパー煙突を使用、45度ニ曲で壁抜きしています。
ドブレの口にホンマの煙突も舶来6インチ煙突も「そのままでは挿せません」のでいろいろ工夫しています。ちょっと企業秘密です。

外は90度曲で3m立ち上がりです。
ホンマのブラケットだけでは台風対策としてはグラついてNGなのでサポートを併用しています。

火入れしました。
大きなフロントウィンドウ越しにいい感じで炎がゆらゆらと・・
バーモントともヨツールとも一味違う綺麗な炎のフレイムが演出されます。

ゆらゆらと炎が上がり始めるとオーナーさんも私達も自然と笑顔になりますね。


  

Posted by ペーター? at 23:58Comments(0)TrackBack(0)薪ストーブ ドブレ

2008年12月18日

扉が歪んだので調整


我が家のVCマディソン、先日のプログで高温にしてからフロントドアの閉りが悪くなった。
ドアが上手く閉らない、何かに当たっている?とにかくセンターのラッチにとても入りずらくなってしまったのです。
どうやら高温で少し歪み?が出来たらしい。
マディソンのドアは両端部分の心棒が本体穴に差し込まれているだけの構造、心棒はプレートで押えられているのですが、これはアジャストできるようになっています。
まずドアを持ち上げて外し、床においてプレートの2本のボルトを緩めます。
プレートを動かすと心棒が僅かに動くのでドアが左に寄るように調整
右も同じく微調整
本体に戻すと・・・・
ラッチ裏の突起が左扉の凸部に当たってしまう・・・閉らない。
再度微調整、突起が凹部に合うようにしたら
バッチリ直りました。
歪みというより熱膨張でズレてただけですね。

これらのストーブはドアの閉り具合もラッチで調整できるようになっています。
バッキンの耐火ロープを交換する前に、閉り加減を調整すればそれなりに噛み合わせが改善されることがあります。



  

2008年12月14日

屋根の収まり


以前屋根抜きで煙突を設置したお客さんから
「煙突廻りの瓦をもっと被せてほしい」
とのリクエストを受けていたので行って来ました。
瓦屋根に丸トップ施工は、フラッシングと瓦の凹凸のフィットに悩みます。
通常フラッシングは厚0.5ミリ位のステンレス板で出来ているので凹凸に併せて曲げるということは出来ないのです。その為、瓦屋根で丸トップ仕様の際には煙突のフラッシング周りの瓦の処理が結構困ります。なので少し箱で立ち上げてからフラットなフラッシングを使い、周辺を板金処理するというやり方も多いですね。
今回は鉛シートで出来ているフラッシングを使い、シートを凹凸に合わせて曲げ加工してやることで対処していました。ちなみに鉛のフラッシングはダッジウエスト系位でしか入手出来ません。
そして煙突貫通部は四角く開けてあるのですが、施主さんの友人達が来ると皆「なんかオカシイ」と言うのだそうです。
そこで下ろしていた瓦を煙突に合わせて切り、フラッシングの近くまで瓦を戻すという作業でした。
瓦を引っ掛けている瓦桟もないし、フラッシングの折り返しと凸凹のところに無理やり瓦を乗せて戻しました。そのままだと大風で飛んでいってしまいそうなので屋根用コーキング剤で隣の瓦と半強制接着です。
下から見上げれば大きく見えていた隙間も小さくなり、それなりに見栄えが改善されました。



  

Posted by ペーター? at 20:16Comments(2)TrackBack(0)煙突

2008年12月13日

温度


VCマディソンオーナーの方からコメントを頂いた。

>この機種で300℃キープは可能なのでしょうか?
>部屋を早く暖めたいため、(延べ床は同じぐらいです)
>高温をキープしたいのですが、200℃から250℃ぐらいをいったりきたりの状態です。
>温度計では一応BEST ZONEになりますが・・・

でチョット出来心で温度を上げてみた。
燃やした薪は杉で乾燥度は7割程度のもの、割って半年程度乾かしたものだが燃やしていると木から水蒸気が出ているのが分かる程度(シューシューは言わない)のもの。
4本投入で盛大に燃やしてみた。


右はファイヤーサイドオリジナルの温度計で使用5年目
左は最近購入したTEMPLEXの温度計(誤差プラマイ2度保証)
FSは温度計読みで300度オーバー320位か?
実際は280度程度ですよーとTEMPLEX
そもそも形状記憶合金での温度計だし、正確な温度を求めるより加熱しすぎを警告する「目安」として使う物だから多少の誤差は関係無いのです。
50度の誤差が多少かどうかは各自の判断ですが、私はこの程度気にしません。
BESTZONEと書かれているので多分FSの温度計を使っているのだと思います。
これで200-250程度までしか上がらない・・・

やっばり薪の乾燥度が低いか質の問題(木によっては高温燃焼しないものもある)でしょうね。
十分に乾燥したカシ・ナラ系の薪だったらTEMPLEXでも300届いたでしょうね。

ちなみに温度計は天板のセンター手前、オーバルデザインの内側ヘリ辺りに並べて置いてみました。

重複しますが部屋を早く暖めたい・・・薪ストーブで急激に温度を上げることはストーブ本体に負担を強います。そもそもスローな暖房なのですから焦らずじっくりと温度を上げて頂きたいものです。
そして部屋を急速に暖めたいのでしたら「他の暖房も併用」される事をお勧めします。


  

2008年12月13日

煙がモレる・・

煙突掃除を過去二度させて頂いた大分市某所にある賃貸住宅
ストーブの煙突から火の粉が出ているとの指摘が住人からあったので見て欲しい、との連絡が不動産屋経由で入り見に行った。まぁ大体の事は察しがついていたのでニ連ハシゴも持参。

このお宅の煙突は某有名住宅メーカーが新築時に組んだものらしいが、実にメチャクチャな組み方がされていて画像に写っている部分だけで3タイプの煙突が使われています。

このLに曲っているところが問題のジョイント
屋内のシングル煙突と屋外の二重煙突を切り替える部分です。
私が最初に煙突掃除に伺った時に既にこうなっていました。
ステンレスの針金でシングル煙突を引き寄せるようになっています。

煙突を外しました、二重煙突とシングル煙突の接続が上手くなく、ここに隙間が出来る事で火の粉が出てしまうらしいです。
ここは煙突掃除の際に外す必要がある場所です。しかしこの接続部があるのは吹き抜けの高さ3m程度のところです・・・

通常はこの接続部にはダブル-シングルのアダプター部品が使われますが、このお宅にはそれが無い。なので無理やりドン付けして接合部を耐熱セメントで固定されていました。
そこでダブルとシングルの間に「雇」的にインナーチューブを入れれば良いのでは?と考えました。
しかしインナーを入れてみたらビックリ
シングル煙突とダブル煙突の口径が違う・・・
よくよく見るとストーブから立ち上がるストレート煙突、90度の曲り部分、二重煙突と全て違うメーカーまたはシリーズの煙突のようです、つまり整合性がない・・
とりあえずインナーチューブ入れて家主さんに説明して帰宅しました。

やれやれ・・・
がっ
2日後、再び連絡があり今度は煙がどんどん出てくるとの事
やはり中古のパイプに新しいインナーを入れても、中のススなどの所為でピッタリとインナーにジャッストフィットするわけではアリマセン。多分追加したインナーが悪さしよるんやろうとインナーを撤去しました。
これで以前と同じ状態です。
そもそも煙突の部材に整合性がないまま組まれているのですから問題を起こしてアタリマエっちゃーアタリマエです。
本来は二重煙突とシングル煙突の接続には専用のアダプタを使いますが、今回のストーブにはそれが無かった訳です。まぁアダプタがあったとしても煙突の接続径も違う訳ですが・・・
そしてそもそも径が違う事に気付いて善後策を考えることに・・・


結局のところ煙突を全交換する訳にもいかず、煙突のメーカーも分からなければ使えるアダプタも分からないので最初と同じような状態に戻すことに。
針金のテンションが怪しいのでシャックルを噛ませてテンションが十分に掛かるようにしました。
煙突同士の接続部には耐火モルタルでパテ埋めです。
煙突掃除の毎に接続を壊すことになりますがまぁ都度直せばいい訳ですね。

煙突の設計・施工は後々のメンテナンスまで考えて、そして容易に着脱出来る仕様でやんないと
あとが大変
です。
  

Posted by ペーター? at 01:18Comments(0)TrackBack(0)メンテナンス

2008年12月09日

電気の要らないペレットストーブ


ホンマのペレット専用ストーブYSP-650が入荷しました。
受注生産?らしくオーダーから1ヶ月以上待ちました。
多目的ストーブを改造して作った感じでなかなかコンパクトです。
日本製なので細部の仕上げも丁寧に作ってあります。

ストーブトップを開けると、中に皿が入っていました。
新しく開発した奴らしいです、水を張ったり、オーブン代わりにしたり多目的に使うプレートで、ストーブトップを熱からガードする役割も果たすそうです。

皿を外すと中にはペレット燃焼筒が取り付けてありました。
ここで燃焼筒に入れたペレットに着火する仕組みですね。

燃焼筒は着脱出切るようになっています。3つに仕切られた網カゴでこの中にペレットを最大3kg入れて燃やします。燃焼持続時間4.5時間だそうです。
ペレットがあらかた燃えたら灰を振り落とし、新たなペレットを補充して燃焼させる方式です。
まぁ薪ストーブ内に燃焼筒入れて燃やすことも出来そうです。

室内仕様を前提にしているのか?ヒートガードが左右に取り付けられています。
メーカーwebページでは黒塗りメッシュですが届いたものは銀ピカの格子状でした。

定価57750円です。
弊社ショールームで実物をご覧いただけます。
全国でもこれの実機展示しているところは僅かだと思います。

一般的なペレットストーブは電気ファンにより燃焼と温風を吐き出し、モーターによって燃料を自動補給する仕組みになっているものが多いです。しかしこれは停電時にリスクを抱えることになります。
強制排気が停まりますからね。
  

Posted by ペーター? at 20:07Comments(0)TrackBack(0)ペレットストーブ

2008年12月09日

鋼板製ストーブ

鋼板製ストーブ、ブリキストーブとも呼ばれコンパクトで廉価なのが嬉しい薪ストーブです。
でもコイツ、バカにできない性能なんですよ。
鋳物ストーブと違ってペラッペラのステン板や鉄板で作られているので
焚き付け時から熱をガンガンに出します
室内で焚き火しているのに近い熱量が得られるんです。
ヤカンなんてものの数分で沸騰させちゃいますからね。

今度そのストーブを室内に設置することになりました。
まぁ最もベーシックなスタイルです。
予算も炉台含めて10万円以下ですからね。
只今部材オーダー中です、また取り付けしましたらレポートします。

元々薪で風呂を沸かしていた家でした。
諸々あってお風呂はボイラーに代えてしまい焚き口も潰してしまったそうです。
さりとて焚きモノは腐るほど持っている・・・
そこで薪を燃やす薪ストーブはどうだろうか?とご相談頂いたのが発端でした。

正直このブリキストーブの設置施工は請けていません。シングル壁抜き部分の施工が実に厄介だからです。断熱二重煙突と違ってシングル煙突は熱がダイレクトですからね。
でも最近まで風呂焚きをされていた老夫婦宅という「火を熟知」されている方ですから「無謀なことはしないだろう」という事と、セルフ施工をこの老夫婦にはムリ(煙突は二階の上まで総延長約6m)なので・・・
断熱工事がちょっと大変ですがまぁ安全第一で考えましょう。  

Posted by ペーター? at 02:15Comments(0)TrackBack(0)薪ストーブ ホンマ

2008年12月07日

今シーズンの乾燥薪は終了しました。

今シーズン向けの乾燥薪は、お陰様で予約分をもちまして販売終了いたしました。
現在は未乾燥の広葉樹割薪、原木玉切のみ在庫がございます。
今シーズンは薪ストーブユーザーが増えた為、来シーズン用の薪作りを大幅に増量する予定です。

  

Posted by ペーター? at 23:50Comments(0)TrackBack(0)薪販売

2008年12月06日

煙突掃除と組替


福岡県某所にて煙突掃除を行ないました。
P&Bのログ新築以来掃除をしていなかったとの事、掃除をしたくても「やりようがない」という事でした。


煙突は200φのセルキルク社製、こちらは150φのブラシしか持っていないので200φ用のブラシとユニバーサルロッドをお買い求め頂きました。今後のセルフ掃除用です。
ユニバーサルロッドは曲り煙突に対応し、ロッドが曲ることで曲り煙突を掃除できる優れものです。
この様に煙突径に合ったブラシを使わないとちゃんと汚れは落せません、こびりついたススやタールはとても頑固なのです。


屋根に登って煙突トップを外して内部を撮影、7-8年分の汚れです。
でも200φの太い煙突なので煤の付着は少なめです、というのも煤はある程度付着しても煙突が熱膨張することで剥離してストーブ口元のほうへボロボロ落ちていくからです。
だからといって掃除しなくて良い理由にもならないのですが・・


煙突トップです、この建物は屋根勾配が45度のカネ勾配です。屋根をよじ登ることは困難です。
でもログ屋はちゃんと考えていました。3Fグルニエにある天窓を開けると、建物の頂上に容易にアクセスできるように作っていたのです。
だから高所作業車とか足場などの費用なしで煙突トップに到達する事ができます。
でもカネ勾配の屋根のてっぺんは踏ん張るのも大変です。
そして12本ものロッドや工具を持って作業します。
ロッドは継ぎ足ししながら入れるので、屋根の上でロッドを繋ぐ作業が大変です。
ブラシを入れられたら4-5回ブラッシングするだけです。
煙突内部を掃除したらトップの煤を綺麗にします。


トップと煙突の掃除が終わったら本体です。
煙突と本体の接続部にはススや灰が蓄積されています。そして今煙突からこそぎ落としたススも落ちてきているはずです。
接続部を外そうにも・・・外れない・・・
これがオーナーがセルフメンテ出来なかった最大の理由です。
実はこういう施工がされているストーブはとても多い・・・

結局外せないので1段目の煙突を
サンダーでぶった切り
しました。
というのも1段目で容易に煙突が外せるよう「自在煙突」を組み込むことにしていたからです。
自在煙突の分だけ1段目は短くする必要があり、どうせ切ることになっていたのです。
外れない煙突をムリするより、さっさと切った方が早いと・・
自在煙突を組み込めば、今後はここで煙突を外して室内側から煙突掃除が出来ます。
下から上へブラシを通します。当然下にはスス受け必要ですが・・
つまり簡単に煙突掃除が出来るようになる訳です。

で煙突を外してみると口金のところにススも灰もてんこもりでした。
これらを業務用掃除機で吸い取ります、普通の家庭用掃除機で吸うと一発で目詰まりして掃除機が壊れてしまうのでご注意を。
そのまま炉内の灰なども強力な業務用掃除機で吸わせて綺麗にして可動部等のチェックをします。
ストーブはアンコールですがダンパーレバーが無かったのでダンパーは余り使っていなかった様です。
コンバスターもチェックしましたが欠け等は見当たらずまだ使えそうです。
今回は欠落していたダンパーレバーとトップグリドルのハンドルも取り付けました。

扉のガラス掃除をして、最後にポリッシュで磨き上げると新品のような輝き・・・


週末から寒波の予定に間に合ってよかったです。
弊社は煙突掃除はストーブ本体の掃除とコンディションチェック込みで費用3万円から。
遠方は交通費ご負担願えれば福岡山口長崎等出張いたします。  

Posted by ペーター? at 14:31Comments(0)TrackBack(0)メンテナンス

2008年12月06日

天板が割れる?

大分市内でホンマのストーブを使っているという方から電話を頂きました。
多分このプログを見て電話頂いたのでしょう。
内容は「ウチのホンマのストーブは天板が割れるトラブルが頻発したているのだが、お宅で扱った分はどうか?」という内容のもの。
何でもクレーム補償で新しいストーブが送られてきても再び割れたそうで、3台目らしい・・・

ストーブの鋳物の天板が割れる・・・
そりゃ余程急激に温度を上げるとか、熱い時に水をぶっかけるとか、そういうシチュエーションでもない限り割れることは考えにくいのですが・・・
生憎お使いの機種名を訪ねても分からないそうで、こちらとしてもコメントのしようが無かったというのが正直なところです。

弊社で取り扱うホンマのストーブは本格的なクリーンバーンを備えるHTCシリーズにほぼ限定されており、MSシリーズなどは取り扱っていません。
もしHTCシリーズであればこちらのお客さんに納入したストーブでも同じ事が起きそうなものですが今のところそういうトラブル情報は得られていません。
MSシリーズのメンテナンスをさせて頂いた事もありますが、そちらのものは特に問題なかったですし・・

トラブルがストーブに起因するものなのか、使い方によるものなのか、その辺りが微妙です。

一般的に鋳物のストーブを使い始める際には「慣らし」運転が必要です。
慣らしとは、最初は低温で燃やして鉄に熱を入れ冷ます、そして2-3回に分けて徐々に温度を上げていき巡航燃焼温度まで鉄に熱を馴染ませる行為です。

まぁ大分のホームセンターで御買いになる場合、店員さんはストーブについての知識は無い、もしくは説明書を読んだ程度のレベルかと思われますので後は自己責任となります。設置もセルフまたはどこぞの業者に丸投げするのでしょうけど・・彼らにノウハウがあるとは思えないし・・

一時ホンマさんサイドから設置工事外注についてのオファーもありましたが、その後無しのつぶてですし・・・。
まぁホンマさんのストーブ、値段が廉価なのが最大のメリットでありストーブとしてはブランドメーカー品の性能と一緒という訳にはさすがにいきません。
費用対効果でストーブ選びはやってほしいと思います。
  

Posted by ペーター? at 13:58Comments(0)TrackBack(0)ご検討中の方へ

2008年12月02日

VCアンコール サンド


バーモントキャスティングス アンコール コンバスタータイプの「サンド」
ホウロウの白いタイプを「サンド」と呼びます。

東京時代のショールームに飾られていた奴でアンコールのみならず、サンドのストーブはこれした見た記憶がないかも・・それだけ珍しいという事ですね。

炉台は鉄板のオーダーメイドで一体モノです。
めちゃくちゃ重たいし大きいので設置は大変です、ボルト組立で二分割くらいの方が賢明ですね。

  

2008年11月29日

ドブレ700


ドブレの大型機ドブレ700です。
現行モデルは700SLに進化しています。

明野の某住宅に設置されていました、不動産会社よりメンテナンスを依頼され、行ってみるとドブレが鎮座していた・・という次第です。
初めて見たドブレですが、鋳物の質の高さと組みつけの良さが、そしてドブレブラックと言われるいぶし銀のあの色がなんとも格好いいんです。

  

Posted by ペーター? at 21:27Comments(0)TrackBack(0)薪ストーブ ドブレ

2008年11月29日

ブランドホルダー

以前バーモントキャスティングス並びにダッジウエストの両ブランドを所有していたCFMマジェスティック社が民事再生手続きに入った旨をプログに書きました。
その後の顛末として、VCとDWさらにマジェッスティック(暖炉のブランド)のブランドは別の会社に売却され、現在正式にそのブランドホルダーとなっているのはMHSC(モネッセン、ヘルスシステムズカンパニー)社です。
http://www.mhsc.com/
CFM社はCFMコーポレーションとして以前存在し、民事再生による事業を継続している様子です。
更にCFM社はwebサイトからも分かるとおり、ブランドを売却したMHSCより製品たるストーブの供給を受けているようです。

ユーザーたる私達が、これらの事情を知ることが良い事なのか悪いことなのか。
私のところには「そういう裏事情を表に出すべきではない」との意見もございました。
それらのやり取りを関係者もチェックしていたようです。
製造メーカーはどこなのか?
これは私達ユーザーが製品のPL責任の所在を把握するために必要な情報だと私は考えています。
もし薪ストーブが原因として住まいを焼失してしまったら・・・
その原因がストーブの欠陥であるという事を証明することは「とても難しい事」だと思いますが、ストーブに100%欠陥が無いという事を証明する事もまた難しい事だと思っています。

また、こんな事はそうそう起こらないと思われますが、私達が窓口としている国内の総輸入代理店が事業を継続出来なくなった場合、私達はどうすれば良いのか。
新たな総輸入元が出来るまでは直接メーカーとコンタクトする以外に方法が無いのではないでしょうか?

だから私はここに現在のブランドホルダー企業はMHSCであると記しておきたいと思います。