2008年11月10日

電動薪割り機

最近このような電動式の薪割り機がホームセンターや農機具店で販売されています。
電動ったってモーターで油圧ポンプ回す「油圧式」なんですけどね。
4万円前後とお手軽なので購入されている方が割といらっしゃいます。
ワタシも大分県内で数人オーナーを存じ上げております。
皆さんおっしゃいます
「使えない」
細い丸太は割れても、少し太いもの、又の部分や捻れたりコブのものは割れないそうです。
ワタシは使ったこと無いので分かりませんが・・・
ただ全国区で同じような意見を耳にします。
そして皆さん見落としがちなのが
電気をバカ食いする
という事です。
4-5トンの破砕力の機械が多いのですが、家庭用100V仕様で消費電力1500W
これはモーター出力=破砕力的に限界なんです。
しかしですよ、1500Wったら奥さん、電子レンジよりも電気食ってる訳でして・・ドライヤーのハイパワーエアコンのフルパワー並みです。
最近同タイプの6トンという奴が出てきました。
これは200V仕様で消費電力1900wとかです、既に普通の電気コードでは使えない電力です。
というか普通の電気配線は1回路あたり20Aまでしか使えないように設定してある(20A=2000w)のでコイツ100v仕様だと電気配線レベルで持ちません、なので200v配線で9.5Aにすると・・・
つまり専用の配線が必要ってコトですね。
モーター動力なので大きな油圧を作ろうとするとこのクラスの電力が必要な訳です。
業務用ともなれば動力源は最早エンジンです。
薪ストーブを使う方の多くは、石油ストーブよりエコロジーでエコノミーだからではないでしょうか?
薪作りにチェンソーは欠かせません、そして薪割りは斧で割るのが定石でした。
ラクチンだからといって皆さんこの機械を買ってから電気をバカ食いする事に気付かれています。
そして実際には斧で簡単に割れるレベルの丸太しか割れないことも・・・
以前10トンクラスの手動式タイプの薪割り木をご紹介しました。
電気食わないだけマシだと思います。
電動の倍以上のパワーなのでそこそこ使えます。
Posted by ペーターです at 00:52│Comments(0)
│薪作り・薪割機