2009年12月29日

遮熱セヨ


強引に煙突屋根抜きで設置した薪ストーブ「ダッジウエスト エンライト ミディアム」です。
屋根がニ段になっていた為に開口位置も限られ、煙突を通してみると想定以上にエアコンに近い位置に・・・
このまま試運転しようものなら、煙突からの熱でエアコンが溶けてしまいそうです。
なので煙突に遮熱板を設ける事にしました。
とりあえずは仮の遮熱板を設けて試運転を行ないました。

仮の遮熱板は二つ割にクリップで銅板を取り付けただけなんですけどね・・・
これでも銅板の裏側の温度はあるのと無いのとでは大違いです。
エアコンとて暖房運転では結構な暖気を噴出すのでしょうから、そこそこの熱は耐えてくれるはず・・・
多分・・・
まぁ試運転ですからそんなに温度も上げませんからコレにて凌ぎます。

これが煙突メーカーが用意している煙突の遮熱板です。
長さがあるので切断して取り付けています。
遮熱板を取り付ける事で内側では空気の熱対流が起きるようになります。
この結果、遮熱板自体の温度も煙突表面より随分と低くなり、裏側にある可燃物からの距離を短く設定することが出来るのです。
とはいえ、わざわざ遮熱版を付けて可燃物に近づける、という使い方ではなく、止むを得ず可燃物との距離が十分に取れないのであれば遮熱版を挟む、という使い方をしたいものです。

遮熱板を施工して最終形となりました。
煙突上部がちょっと煩いですが安全の為には致し方ないですね。
おそらく数回の慣らし運転は終わった頃だと思われ、これで思う存分燃やすことが出来ますね。
お正月に間に合ってこちらもホッとしています。
出来ることであればオーナー様にはこちらのエアコン室内機をどこかへ移動していただきたいのですが、
移動できる適切な壁が無い・・・
という厳しい条件下なのです。

煙突は屋根上で約3メートル
支線を張って暴風対策しております。
Posted by ペーターです at 00:26│Comments(0)
│薪ストーブ ダッジウエスト