2008年10月22日

炉台その19

ストーブを置く台は何もレンガで作る必要がある訳ではありません。
その目的はストーブの熱が近くの可燃物まで届かないようにする事です。
レンガや石を使うとその目的に「蓄熱」というオマケが付くのとイメージ的にそうされる方が多いです。
でもこうやってスチールで炉台を作ってやっても何ら構いません。
最良の断熱材とは「空気」です。ですからストーブと壁の間に何か燃えない物で仕切りをして空気層を設けてやれば目的は達せられます。
不燃物の仕切りが暖められ、裏側の空気が暖まっても・・・暖まった空気は軽くなって天井へ登っていってしまい、代わりに床付近の冷たい空気が流れ込んでくる・・・この対流を繰り返すので熱はほとんど壁には伝わらないのです。
この炉台は鉄細工をされている方に依頼して作っていただいたものです。
1品モノでお値段的には20万円近くになります。
東京で仕事していた頃のショールームに展示していたものです。
ストーブはバーモントキャスティングのアンコールのサンドという色です。クリーム色っぽい白です。
今はほとんど出回っていない色です。
Posted by ペーターです at 01:13│Comments(0)
│ストーブ台