2013年01月27日

緊急煙突掃除
ご新規の薪ストーブユーザー様から電話があり、煙突掃除に伺ってきました。
雪の舞う中でしたけど・・・
新築された家に薪ストーブを付けた、ストーブを使っていると何かオカシイと感じて外へ出ると・・・
「煙突の上から火が出ていた」
オーナーさんは、さすがに総二階(軒で大体地上7メートル)の屋根に登るのは危なくて無理、という訳で煙突掃除をしてくれそうな業者を探したらしいのですが
「自社施工物件意外はお断り」と言われたところもあったらしく、弊社へ連絡頂いたという次第。
この冬一番の寒波到来中に薪ストーブが使えないのは困るだろうと現場に直行してあげたかったのですが・・・
煙突掃除ブラシは「お客さんに貸し出し中」で宇佐にありました。
宇佐へ行って掃除ブラシを回収してから反対方向の現場へ。
途中雪が舞っていたので、早速屋根に登り角トップを外してメンテナンスです。
屋根に雪が積もったら作業はアウトですからね、濡れているだけでも危険です。
ストーブと煙突はそれなりのメーカー品でしたが、煙突は断熱ニ重煙突ではなく中空ニ重煙突のタイプでした。
角トップの蓋を留めているボルトのうち、ロウ付けしてあるナットが熱でやられたのか1つ外れていました。
何とかボルト外してトップを外してみると、意外にも想像していたより汚くない・・・
かつて我が家で煙道火災起きたときより随分とキレイなものでした。
それもそのはず・・・
角トップ内に立ち上げられている二重煙突、上蓋ギリギリまで伸びていました・・・
おそらく煙突の先と角トップの天井までは2-3センチの隙間しか無かっただろうと思われます。
火災の原因として、角トップ天井には構造的欠陥により煤が堆積
付着した煤は金属の熱膨張により剥離して煙突内部を落下、ストーブの口元に
何らかのはずみで口元に溜まっていた煤に引火
火は煙突内部の煤を燃やしながら登り、角トップに付着していた煤も盛大に燃えた。
飛んでいった火の粉により延焼したり、そもそも自分の家に燃え移らなかっただけでもヨシとしなくてはならないのでしょうけど・・・
観察してみるといろいろと問題がありました。
まず煙突出口と角トップ天井が余りにも近い
単なる二層タイプの二重煙突だったので、インナーパイプよりアウターパイプのが長いタイプ、なのでアウターパイプを板金ハサミで幅3センチくらいジョキジョキ切り取ってやりました。(もちろんオーナーさんの同意の元です)突き出している煙突の半分位まで切っても良かったのですが、これにはサンダー持ち上がらないと無理。
そもそも雪が降っている中で、総二階の屋根によじ登っての作業でした。
煙突とストーブの工事は、建築した工務店が行なったそうですが、自在煙突も組み込まれているものの自在機能は殺されており、単に1本の直管として施工されていた。
弊社の施工する煙突は
「天井からぶら下がっている」タイプが大半なのですが、この煙突は
「下から積み上げられている」タイプでした。つまり
「容易には外せないタイプ」の煙突です。
弊社の施工する煙突では、煙突内部のメンテナンスが室内からでも容易に行なえるよう考えて組み付けています。セルフメンテナンスしやすいようにしているのです。
煙突はメンテナンスが必要なものですし、弊社も仕事として引き受けますが、どうしても高所作業かつ汚れる仕事ということもありそれ相応の費用を頂かなくてはなりません。
お客さんにとってはお金を払ってメンテナンスする必要がある煙突よりも、自分で簡単にメンテナンスできる煙突である方が良いに決まっています。
薪ストーブの煙突設計や施工には相応のノウハウがあり、弊社は安全優先で部材を選び工事させていただいております。
昨今は薪ストーブに人気もあり、ホームセンターでも見た目相応のストーブがそれなりのお値段で売られていたりします。
しかし、素人工事での火災も多数報告されています。
昨年暮にも大分県内で薪ストーブが原因とみられる火災がありました。
ストーブや煙突のお値段が安いに越したことは無いのですが、やはり安全性能が問われる側面もございますので慎重にお願いしたいところです。
使い方にも拠りますが、年に一度の煙突掃除はお勧めするところです。
煙突掃除は作業費3万円(ストーブ本体メンテナンス含む)からとなります。
遠方は別途交通費申し受けます。
雪の舞う中でしたけど・・・
新築された家に薪ストーブを付けた、ストーブを使っていると何かオカシイと感じて外へ出ると・・・
「煙突の上から火が出ていた」
オーナーさんは、さすがに総二階(軒で大体地上7メートル)の屋根に登るのは危なくて無理、という訳で煙突掃除をしてくれそうな業者を探したらしいのですが
「自社施工物件意外はお断り」と言われたところもあったらしく、弊社へ連絡頂いたという次第。
この冬一番の寒波到来中に薪ストーブが使えないのは困るだろうと現場に直行してあげたかったのですが・・・
煙突掃除ブラシは「お客さんに貸し出し中」で宇佐にありました。
宇佐へ行って掃除ブラシを回収してから反対方向の現場へ。
途中雪が舞っていたので、早速屋根に登り角トップを外してメンテナンスです。
屋根に雪が積もったら作業はアウトですからね、濡れているだけでも危険です。
ストーブと煙突はそれなりのメーカー品でしたが、煙突は断熱ニ重煙突ではなく中空ニ重煙突のタイプでした。
角トップの蓋を留めているボルトのうち、ロウ付けしてあるナットが熱でやられたのか1つ外れていました。
何とかボルト外してトップを外してみると、意外にも想像していたより汚くない・・・
かつて我が家で煙道火災起きたときより随分とキレイなものでした。
それもそのはず・・・
角トップ内に立ち上げられている二重煙突、上蓋ギリギリまで伸びていました・・・
おそらく煙突の先と角トップの天井までは2-3センチの隙間しか無かっただろうと思われます。
火災の原因として、角トップ天井には構造的欠陥により煤が堆積
付着した煤は金属の熱膨張により剥離して煙突内部を落下、ストーブの口元に
何らかのはずみで口元に溜まっていた煤に引火
火は煙突内部の煤を燃やしながら登り、角トップに付着していた煤も盛大に燃えた。
飛んでいった火の粉により延焼したり、そもそも自分の家に燃え移らなかっただけでもヨシとしなくてはならないのでしょうけど・・・
観察してみるといろいろと問題がありました。
まず煙突出口と角トップ天井が余りにも近い
単なる二層タイプの二重煙突だったので、インナーパイプよりアウターパイプのが長いタイプ、なのでアウターパイプを板金ハサミで幅3センチくらいジョキジョキ切り取ってやりました。(もちろんオーナーさんの同意の元です)突き出している煙突の半分位まで切っても良かったのですが、これにはサンダー持ち上がらないと無理。
そもそも雪が降っている中で、総二階の屋根によじ登っての作業でした。
煙突とストーブの工事は、建築した工務店が行なったそうですが、自在煙突も組み込まれているものの自在機能は殺されており、単に1本の直管として施工されていた。
弊社の施工する煙突は
「天井からぶら下がっている」タイプが大半なのですが、この煙突は
「下から積み上げられている」タイプでした。つまり
「容易には外せないタイプ」の煙突です。
弊社の施工する煙突では、煙突内部のメンテナンスが室内からでも容易に行なえるよう考えて組み付けています。セルフメンテナンスしやすいようにしているのです。
煙突はメンテナンスが必要なものですし、弊社も仕事として引き受けますが、どうしても高所作業かつ汚れる仕事ということもありそれ相応の費用を頂かなくてはなりません。
お客さんにとってはお金を払ってメンテナンスする必要がある煙突よりも、自分で簡単にメンテナンスできる煙突である方が良いに決まっています。
薪ストーブの煙突設計や施工には相応のノウハウがあり、弊社は安全優先で部材を選び工事させていただいております。
昨今は薪ストーブに人気もあり、ホームセンターでも見た目相応のストーブがそれなりのお値段で売られていたりします。
しかし、素人工事での火災も多数報告されています。
昨年暮にも大分県内で薪ストーブが原因とみられる火災がありました。
ストーブや煙突のお値段が安いに越したことは無いのですが、やはり安全性能が問われる側面もございますので慎重にお願いしたいところです。
使い方にも拠りますが、年に一度の煙突掃除はお勧めするところです。
煙突掃除は作業費3万円(ストーブ本体メンテナンス含む)からとなります。
遠方は別途交通費申し受けます。
Posted by ペーターです at 21:41│Comments(0)
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